内容説明
宝石と鉱物、そして有名な美しい宝飾品まで世界中の自然の宝をまとめた豪華な一冊。比類なき魅力を放つ、世界屈指の宝石やジュエリーを美しい写真と興味をそそる逸話の数々とともに紹介。きらびやかな宝石の世界の奥深さを知ることができ、鉱物と岩石のレファレンスとしても充実している総合的な宝石図鑑!
目次
序章(地球の宝;鉱物とは何か? ほか)
元素鉱物(ゴールド;カール大帝の王冠 ほか)
宝石(パイライト;スファレライト ほか)
生体起源の宝石(真珠(パール)
ラ・ペレグリーナ ほか)
岩石宝石と岩石(モルダバイト(モルダウ石)
オブシディアン ほか)
著者等紹介
諏訪恭一[スワヤスカズ]
1942年生まれ。諏訪貿易株式会社会長。慶應義塾大学経済学部卒業。1965年米国宝石学会(GIA)宝石鑑別士(G.G.)資格を日本人第一号として取得。CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)色石委員会副委員長、ICA(国際カラーストン協会)執行委員、(社)日本ジュエリー協会宝石部会ダイヤモンド小委員会委員長などを歴任
宮脇律郎[ミヤワキリツロウ]
1959年生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。理学博士。国立科学博物館地学研究部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
スミソニアンの鉱物・宝石コレクションは無料で見れるのに膨大で、学生時代本当に楽しみました。しかもあの有名なブルーダイヤモンドもあるんですよね。元々はオタマと研摩中のグリーンストーン(ネフライト)について知りたくて借りたんですが、もう少しわかりやすいのからオタマに借りてあげよう。彼女、面白さに目覚めました。にやり。2018/11/17
プル
23
諏訪さんの名前とスミソニアンが並べば、読みたくなるのは必須。しかしこの分類表記は、とっても見難い。仕分け方法がいまいちのような。…頭の中で混乱してしまう。でも、眼福。大きな本なので、遠慮なく、どん!と、楽しめる。歴史と絡んで石を愛でる。愛でる為だけでなく、歴史と絡めると何ともロマンチック。2021/04/02
つちっち
14
ホープ・ダイヤモンド、コ・イ・ヌール、ティムール・ルビーなど曰くつきの宝石から、権力の象徴として代々受け継がれる宝飾品、敬虔な記念碑としての聖遺物などまさに読む宝石箱。お気に入りは「聖ゲオルギオスの小彫像」。原石そのままの美しさを伝える鉱物の写真と解説も丁寧に書かれていました。私の石好きの原点は母親の宝石箱にあったオパールのリングと教科書で見た黒曜石のナイフなのだが、宝石と鉱物どちらも満たしてくれる贅沢な図鑑でした。2021/02/14
伊織
6
宝石と鉱物の図鑑!歴史的な宝石やジュエリーのコラムも盛り沢山で読んでも楽しい。石の写真もたくさんあるのでぱらぱらみてるだけでも楽しい。私でも知っているような有名ブランドのジュエリーや宝石を使った雑貨も載ってるし、昔の装飾品も載っていて、石も歴史も大好きなので多方面から楽しめました。大きくて分厚いので読み応え抜群!図書館で借りた本だけど、家に欲しくなりました。2021/09/25
ichigomonogatari
3
キラキラした宝石を見ているだけで楽しい。ケイ酸塩鉱物、貝殻、真珠層がよかった。透き通った柱状結晶、原石が美しい。月長石、銀星石・・・素敵な名前もたくさん。クリソコーラ(ケイ孔雀石)の鳥のオーナメントが可愛かった。2018/06/09