内容説明
自閉症は診断名からも見た目からも、「心を閉ざした人」「対人恐怖症」「引きこもり」などのイメージでとらえられますが、それは誤解です。親の育て方、愛情のかけかた、しつけ、生活環境なども関係ありません。自閉症は、脳のある特性から引き起こされる発達障害の一種です。自閉症の子どもの気持ちを正しく理解し、サポートしていく方法を治療教育=療育を中心にわかりやすく解説してあります。
目次
第1章 自閉症の子どもの特徴(自閉症とは人とうまくかかわれない障害思ったことを表現するのも苦手;お母さんのあと追いをせずひとりが好き自閉症の子どもは愛着行動が少ない ほか)
第2章 自閉症とはどんな障害か(1943年アメリカで発表された自閉症という障害;自閉症は先天性の脳の機能障害脳の3つの部位の働きに乱れ ほか)
第3章 自閉症の子どもは療育で治療(医療機関を受診するときは診断に役立つ情報を用意;受診で緊張や身構えは不要子どもの行動をオープンに伝える ほか)
第4章 自閉症の子どもを家庭でサポート(自閉症の子どもの特徴を正しい知識で正確に理解する;名前を呼ばれたら振り向くことをルールとして覚えさせる ほか)
第5章 自閉症の子どもを園、学校でサポート(園でのサポート1 集団生活は社会性をはぐくむ第一歩;園でのサポート2 同年代の子どもが自閉症の子どもの手本 ほか)
著者等紹介
榊原洋一[サカキバラヨウイチ]
お茶の水女子大学教授。医学博士。1951年東京生まれ。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部講師、東京大学医学部付属病院小児科医長を経て、現職。小児神経学、発達神経学を専門として、発達障害児の医療に長年携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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