内容説明
川柳は俳句と違って、「しばり=規則」が少ない文芸です。俳句には、季語を入れる、その季重なりはよくない、「や」「かな」「けり」などの切れ字をなるべく使うなどの決まりはありますが、川柳にはそのような規則はありません。あるのは「うがち」の精神…。人間の心理や世相の奥に潜むものを、誰もがうなずくものに分析し、五・七・五にまとめればいいのです。できれば、それに滑稽が感じられるように…。
目次
第1章 権威を笑う
第2章 季節を愉しむ
第3章 粋を競う
第4章 人情と絆
第5章 食道楽
第6章 色町艶笑
第7章 あの世の川柳
第8章 ヒーローをからかう
著者等紹介
荒木清[アラキキヨシ]
金子光晴、土岐善麿などのエッセイ集、ユネスコ・アジア文化センターと提携したアジア、アフリカ、ラテンアメリカの創作絵本シリーズなどを手がける。同時に日本医師会と提携した「メンタルヘルス」、NHK出版のムック「歴史への招待」シリーズなど編集。その後、執筆活動へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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