内容説明
スポーツの一種でありながら、スポーツを超えた奥深さと独自の文化を併せ持つ相撲。古代より日本人に愛され続けてきたこの競技を元・スポーツ新聞相撲担当記者の著者が徹底考察。なぜ力士は四股を踏むのか?なぜ力士はまげを結っているのか?なぜ土俵があるのか?などなど、博学的な知識と豊富な取材体験に基づいて大相撲のすべてをわかりやすく解説。
目次
第1章 独自の技術
第2章 力士の条件
第3章 相撲は日本文化
第4章 相撲と江戸文化
第5章 相撲の仕組みの独自性
第6章 相撲の経済学
第7章 相撲文化と一般人の接点
第8章 相撲の課題と今後
著者等紹介
工藤隆一[クドウリュウイチ]
1949年、青森県青森市生まれ。慶應義塾大学法学部卒。1972年日刊スポーツ新聞社入社。1974年から運動部。記者時代は大相撲のほか、ゴルフ、ボクシングなども担当。東北支社次長、企画部長を歴任後、エフエム青森に出向し、1997年に退社。その後、食品メーカーで営業、マーケティング、商品開発を担当し、現在は物流会社役員。相撲のみならず、スポーツを文化、歴史、制度、社会などとの関わりでとらえたコラムも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ピオリーヌ
4
著者は193センチの長身にして元相撲記者。相撲記者ならではの掘り下げた記事が多く読み応えあり。高1の時、同学年の玉ノ富士とバスケで対戦していた話は初見。ゴール下に強く、リバウンドに非凡なセンスがあったという。また取材中、その長身を目ざとく琴櫻に見つけられスカウトされ、「琴櫻は電柱でもスカウトする」となった話は面白い。オススメの相撲概説本。2020/06/12
うさこ
3
相撲担当記者だった筆者の相撲界の解説書のような本。やっぱり枡席に座って観戦したいと思った。相撲はスポーツであり、伝統文化だ。奥が深い世界だと思い、ますます相撲好きになった。2015/07/02
ONEAL
3
相撲をネットでちょこちょこと検索したって駄目だ.こういう本が欲しかった.それがこれ!2010/01/08
sobako
2
相撲の取説みたいな感じで、にわか相撲ファンの私にとっては、とても興味深く読む事が出来ました。ますます国技館に行きたくなります。2015/04/18
私的読書メモ3328
1
大相撲の世界について、各項目別に簡潔にまとめられたトリビア集のような内容。とても面白く、勉強になりながら読みました。醜聞も問題も、多々ある大相撲ですが、そこに保持され守られている伝統の貴重さ、尊さを伝えられる、良い本だと思います。2018/09/20
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