出版社内容情報
シンクタンクの調査によると、2024年の企業の生成AI導入率は前年の 9.9%から25.8% に急伸した。その一方で「導入を実施・検討中」であるものの ノウハウ不足を感じている企業は38.6%に上るという。ブームは過熱するも実装面でギャップが顕著になっている。多くの企業で活用への関心は高いが、共通で求められているのは導入の着実な成果と安心感である。実際に簡単にできて目に見える効果がないと、特に中小企業での導入は進まない。本書は、本業に付帯するいわゆる「雑務」と呼ばれる付加価値が高くない仕事を、AIパートナー(仮の自分)に代替するための手引きとして体系化した。AI利用により議事録の作成時間を1時間から数分で終わらせるなど具体的な適用シチュエーションごとに紹介する。また、不安なく導入・運用できるよう活用ガイドラインやチェックリストを網羅している。著者の導入支援経験に裏打ちされた勘所を披露する。
【目次】
内容説明
今さら聞けない業務に活かすAI協働術がここに。細かい指示をしなくてもAIが迅速にサポート。しかも、意外と出来がいい。安心!これならできる!AI実装・活用虎の巻。
目次
第1章 日常業務のムダを暴け!AI導入の第一歩(「また残業…」の正体;AIが変える「1時間の価値」;安心してAIを使うための3つの約束;AIがくれる「考える時間」)
第2章 今日から使える!雑務×生成AI実践ガイド(書く・まとめる;伝える・引きつける;調べる・整理する;教える・答える;運用・保守をラクに)
第3章 AI、どこから始めればいいの?(業務の棚卸しと導入目的の言語化;データ整備で成功を決める基盤づくり;業務プロセスの見直しと最適化;生成AIツールの検討・選定;試験導入で本当に使えるかを見極める)
第4章 安心第一!現場の「やらかし防止」ガイド(情報漏洩を防ぐために知っておくべき基本―生成AIを使う前に「最低限押さえておきたいこと」;もっともらしい「ウソ」を見抜く―生成AIの「ハルシネーション」への備え方;AIの出力を「仕事品質」にする―AIの文章を仕事に使う前の最終チェック;生成AIデータ消失リスクとその備え;一番危ないのは「慣れてきた頃」)
第5章 小さく始めて速く根づかせる定着の設計図(生成AIを「自然と使われる」ものにする小さな工夫;AI導入で失敗しない「最初の一歩」の踏み出し方;AIを「当たり前」にする職場の空気づくり;現場で育てる「AIリテラシー」―10分から始める3つの学びの仕組み;組織を動かす「AI活用の見える化」)
著者等紹介
飯田剛弘[イイダヨシヒロ]
一般社団法人中小企業AI活用協会 代表理事。ビジネスファイターズ合同会社 CEO。南オレゴン大学卒。ITベンチャーでは、マーケティング担当者としてデータベース監査市場でシェア1位獲得に貢献(ミック経済研究所)。外資系製造企業では、日本、韓国、東南アジア、オセアニアのマーケティング責任者を務める。ビジネスファイターズ合同会社を設立。現在は、AI活用のアドバイザーをするかたわら、全国の官公庁、企業、団体での研修や講演を年100回以上行う。中小機構やあいち産業振興機構でも専門家として活動中
佐藤広大[サトウコウダイ]
一般社団法人中小企業AI活用協会 エキスパートリーダー。株式会社ミコル 代表取締役 名古屋モード学園 デジタル戦略論講師。東海大学工学部光工学科卒。製造業を中心にウェブマーケティングに従事し、測定器のeラーニングシステムや営業支援ソフトの開発、測定機器ECサイトの運営などを手がける。2013年に起業し、現在は卸・小売業を中心にEC・デジタルマーケティング支援を展開。WEB販促や集客支援サービスの開発に加え、2023年には生成AIを活用したインターンカリキュラムを構築。インフルエンサーマーケティングや中小企業向け生成AI導入支援など、企業のデジタル活用を幅広く支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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