出版社内容情報
分散技術の応用分野はインキ・塗料幅広く、共通しているのは「粒子を分散して、さまざまなものを混ぜ、きれいに塗り仕上げる」というプロセスである。そのプロセスにおける分散配合設計や分散機、分散剤に関する基本的かつ具体的な事柄を取り上げ、Q&A形式で解説する。
目次
第1章 粒子分散液を作る時・使う時に役立つ基礎知識(粒子分散液とは;粒子分散液の性質とその評価;分散性に関与する粒子の性質;「溶かす」・「混じる」・「濡らす」を支配する因子)
第2章 粒子分散液を作る(粒子分散液の作り方;粒子分散の単位過程;水性系での粒子分散;有機溶剤系での粒子分散;分散剤;分散機・分散プロセス)
第3章 粒子分散液を使う(粒子分散液で生じる不具合現象;粒子分散液と何かを混ぜる;粒子分散液を塗工する;粒子分散液を乾燥・固化させる)
著者等紹介
小林敏勝[コバヤシトシカツ]
1980年京都大学大学院工学研究科工業化学専攻修士課程修了。同年日本ペイント株式会社入社。2018年~一般社団法人色材協会名誉会員監事。主な受賞 1989年色材協会賞論文賞。1997年日本レオロジー学会賞技術賞。1998年色材協会賞論文賞。2009年大阪工研協会工業技術賞。2020年日本塗装技術協会特別賞(塗料における顔料分散技術の向上・普及への貢献)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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