出版社内容情報
「おもしろサイエンス 折り紙の科学」(2019年3月刊)の改題新版。カバーデザインや本文レイアウトを一新。読みやすさを重視した。
内容説明
折り方にはルールがある。生物に学ぶ折りたたみ方。折るのは紙だけじゃない。モノづくりと折り紙の関係。
目次
1 文化・産業としての折り紙(折り紙の基本形と展開図;折り紙の設計図 ほか)
2 折り紙が学問になる(日本発の学問「折紙工学」;ハニカムコアの発明 ほか)
3 折り紙を科学する(折り紙の基本折りと基本形の応用;芸術性の高い作品に使われる「ねじり折り」 ほか)
4 折り紙と産業化(折り紙の産業化への4つのハードル;展開と収縮に優れる「ミウラ折り」 ほか)
5 折り紙の力(身のまわりにある建築産業への応用;期待される医療機器や肺の呼吸モデルへの応用 ほか)
著者等紹介
萩原一郎[ハギワライチロウ]
京都大学工学研究科数理工学専攻修士課程修了。1972年4月に日産自動車(株)に入社、総合研究所で勤務。東京工業大学(現東京科学大学)工学部機械科学科教授、上海交通大学客員教授兼、同大学騒音・振動・ハーシュネス(NVH)国家重点研究所顧問教授、東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻教授。2012年4月から明治大学研究・知財戦略機構(OSRI)特任教授/先端数理科学インスティテュート&自動運転社会総合研究所所員、東京工業大学(現東京科学大学)名誉教授。工学博士。第22期、23期日本学術会議会員。日本応用数理学会・日本機械学会・日本シミュレーション学会・日本計算力学連合各名誉会員、米国機械学会・自動車技術会・アジアシミュレーション学会連合各フェロー
奈良知惠[ナラチエ]
お茶の水女子大学理学部数学科卒業。神奈川県立高等学校に専任教員として3年間勤務後、母校の大学院に戻り、修士課程・博士課程を修了。学術博士(数学)。武蔵工業大学(現東京都市大学)講師、ミシガン大学客員研究員、東海大学理学部・阿蘇教養教育センター教授、明治大学研究・知財戦略機構(OSRI)客員教授を歴任。現在、明治大学OSRI客員研究員/先端数理科学インスティチュート所員。現在の専門は離散幾何学および折紙工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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