出版社内容情報
初版発行から7年が経ち、この間に専門性を高めた工具が多く登場した。改版では金属以外の素材を削る工具や微細加工に使われる工具など、最新の工具のトレンドを踏まえて、新たに追加した。
内容説明
切削工具の基本や工具に使われる材料、工作物に合わせて使い分けられるさまざまな種類の工具などの基本情報に加え、特別な機能をもった、新しい工具についての項目が追加となりました。汎用性の高い基本となる工具についても内容を見直し、より分かりやすい内容や表現に改めました。
目次
第1章 切削工具は身近にある!?(切削工具とは?「人間の進化はものづくりの進化」;「切削」に隠された本当の意味を知る「「切る!」と「削る!」は違う」 ほか)
第2章 切削工具は材料界のスーパースター(切削工具の材質「「硬さ」と「粘り強さ」は相反する関係」;切削工具は材料界のエリート集団「切削工具に求められる条件」 ほか)
第3章 旋盤で使われる切削工具(バイトは旋盤で使用する切削工具「バイトの語源は木材加工で使用されるノミ」;チップの主要部の名称「すくい角、コーナ半径、切れ刃が切れ味に影響する」 ほか)
第4章 フライス盤で使われる切削工具(フライス工具とバイトに求められる性能の違い「衝撃に耐え得る強靱性が求められる」;広い平面を削る正面フライス「ムリ、ムダ、ムラを考えることが重要」 ほか)
第5章 特別な機能を持つ切削工具(バリ取り工具「バリ取りは恒久的な課題」;面取り工具「機能的な効果と美観的な効果」 ほか)
著者等紹介
澤武一[サワタケカズ]
芝浦工業大学工学部機械工学科臨床機械加工研究室教授。博士(工学)、ものづくりマイスター(DX)、1級技能士(機械加工職種、機械保全職種)。2014年7月厚生労働省ものづくりマイスター認定。2020年4月芝浦工業大学教授。専門分野:固定砥粒加工、臨床機械加工学、機械造形工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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