出版社内容情報
初版から内容を大幅に入れ替え、物流を取り巻く最新の動きを網羅。特にDXや情報管理など物流のデジタル技術の利用について新しく書き起こすほか、現在の物流業界の置かれている状況がわかるようになっている。
内容説明
物流が止まると生活が止まる。グローバル化するモノの流れ、さまざまな業界の物流のしくみ、無人化、効率化を目指す物流、高度化する現代物流。
目次
第1章 私たちの生活に欠かせない物流
第2章 物流の歴史は「工夫の歴史」
第3章 社会環境の変化で物流も変わる
第4章 さまざまな業界の物流のしくみ
第5章 押さえておきたい物流の基本としくみ
第6章 高度化する現代物流の潮流を把握
著者等紹介
鈴木邦成[スズキクニノリ]
物流エコノミスト、日本大学教授(物流・在庫管理などを担当)。一般社団法人日本SCM協会専務理事。一般社団法人日本ロジスティクスシステム学会理事。日本物流不動産学研究所アカデミックチェア。レンタルパレット大手のユーピーアールの社外監査役も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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うぃっくす
8
2022年版なのでコロナ、ウクライナ問題などが盛り込まれててよかった。わたしも物流の端っこの仕事をしてるので業界のトレンドを感じながら読んでたけど今年だったら2024年問題が盛り込まれてたね。車輪の歴史とかの話までしだしたのよかったな。まあ確かにロジスティックスとか言い出したの最近か。そしてもうペリカン便がないという衝撃。確かに最近見ないね…。いま自分がやってるのはバリバリ実務なのでもう少しこういう大きな視点で仕事とか考えてみるのも面白いかもしれない。2024/11/30
しおり
1
コロナ禍などで物流がすごく重要と感じ読んでみた。物流についてざっくり全体的に網羅している。「人類の歴史とともに物流も発達」とあるが、トラックドライバー不足などへの対処などまだまだ発達しないと世界が停滞してしまう。物理的な物をやり取りするアナログな行為だけど、オートフォーメーション機器による夜間の自動仕分けや物流センターの構造の工夫などで改良を続けていることが分かった。回収やリサイクル、解体や破砕などのプロセスを静脈物流ということは知らなかった。今後の社会において消費側の動脈と同じぐらい静脈が重要になりそう2023/01/28
ゼロ投資大学
0
インターネット通販が拡大し、我々にとっても物流の重要性が身近に感じられるようになった。物を運ぶことに重きを置いていた物流が、効率的な運搬を目指すようになって、物流を取り巻く環境は変わった。データやAIを駆使して、最適な配送網の整備を構築することに企業は巨額の投資をしている。2025/06/24