出版社内容情報
今、自動車は100年に1度の大きな変革を迎えている。自動運転はその大きな流れの一つであり、自動運転に関わる技術への注目も高まっている。本書では、自動運転システムに欠かせないセンサシステム、センサフュージョンについて入門者向けに解説する。
目次
第1章 自動運転に必要な環境認識センサ
第2章 各センサ技術の特徴
第3章 自動運転に必要なセンシング性能
第4章 車載カメラによる認識技術の概要
第5章 LiDARによる認識技術の概要
第6章 車載カメラとLiDARによるフュージョン技術
補章 重要事項の解説
著者等紹介
伊東敏夫[イトウトシオ]
1957年生まれ。1982年神戸大学工学部システム工学科卒業、同年ダイハツ工業株式会社に入社。カーエレクトロニクスの研究開発に従事。2013年同社を定年退職し、芝浦工業大学システム理工学部機械制御システム教授に就任。以来、運転支援システム研究室にて自動運転(センシング、システム、HMIなど)を研究開発中。博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vinlandmbit
49
とても良書です。自動運転でまず重要である車外の空間認識にあたってのセンシング技術について記してくれております。特にセンサフュージョンについては今後の重要ポイントとして読み返し理解深めるの繰り返しとなりそうです。2020/04/06
たこ焼き
7
電波レーダーはレンズがいらないので奥行きを小さくできる。周りの物体を二つ以上つけると周辺の情報を検知できる。平面のみの認識。相対速度と距離がわかる。liDarはレーザー光線なので奥行きも認識可。認識できる距離は短め。MEMS方式はミラーを使わず回転させる。単眼カメラ画像処理は距離はわからないが、物体の形状を認識するためのもの。(複眼は距離計測あり)超音波は距離が短いが昼夜関係なく検知できるので、駐車には向いている。TORは運転手に運転引継をするタイミングで自動運転の将来予測が高まるほど引継ぎ遅くてもOK2020/12/20
gox2
0
仕事用に購入。斜め読み程度でそこまで新しい情報はない印象。