内容説明
「新しいことを始める必要はない。すでにあるものを活かす」「社員を巻き込んだ展開が成功のカギ」「シンプルでもいい。メッセージを発信せよ」―17の事例から「SDGs手法」を学ぶ。
目次
第1章 SDGsを経営に活用する手法(SDGsを知る;SDGsがビジネスに役立つ理由;SDGsを活用しよう;Interview 国際連合大学上級副学長・沖大幹氏)
第2章 社会に必要とされる事業を考える(株式会社大川印刷―SDGsで新規受注「印刷の仕事をしたいならCSRをやりなさい」;株式会社TBM―脱プラ時代の申し子、社会課題解決の思いに共感する大企業が支援;WASSHA株式会社―未電化地域でランタン貸し出し。本当の課題解決に価値;株式会社イトーキ―オフィスチェアの購入でインドネシアの環境・住民生活に貢献できる仕組みを提供;パナソニック株式会社―他社からも引き合い。未電化地域の解消で教育、医療、観光、経済にも貢献する電源システム ほか)
著者等紹介
松木喬[マツキタカシ]
日刊工業新聞社編集局記者。1976年生まれ、新潟県出身。2002年、日刊工業新聞社入社。2009年から環境・CSR・エネルギー分野を取材。日本環境ジャーナリストの会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なーちゃま
3
今まで読んだSDGsの事例本の中で最も具体的で最も各ゴールとの関連を詳しく書かれている本。ユニ・チャームの再利用オムツ(コットンをオゾンで殺菌し再利用、分別時にオムツ以外の物を入れないようにするのが課題)、エプソンのpaperlab(2000万という導入コスト、しかし長期的に見れば紙の調達費が浮く)、WASSHA株式会社の太陽光充電式ランタン(需要があるのは電気ではなく明かりなので1泊2日のランタン貸与)、TBMのLIMEX(石灰石による製紙、使用済みの紙のアップサイクル)など、期待できる技術が沢山。2020/07/18
Masaki Sugimoto
1
各社のSDGsへの取り組みがポイントごとにまとめられていて良い。世の中はこんなにも早く回っているし2030年はすぐそこ。このままだと取り残される。危機感を抱いた一冊。2020/02/09
shu_reading
1
★★★☆SDGsと経営をどのように結び付けるか理解出来る。最初からSDGsに関連しビジネスを考えていくと進まないかもしれない。今やってるビジネスをSDGsにあてまるかどうか照らし合わせると結構結び付くように思う。そして今の世の中で困ってる課題を解決する事を考えるとその結果が新たなビジネスに繋がっていく機会を生み出したりするんだと思う。そういう観点からもSDGsが17テーマ169ターゲットと幅広い事からも企業としては取り組み易いし、これからどんどん産官学で取り組んでいくべきかもしれない。2019/11/17
ハッチ
0
企業のSDGs取り組み事例が紹介された本2020/12/22
もなか。
0
事例はよくわかるけど、冗長。。2020/02/14