出版社内容情報
粉体は、化学工業をはじめ、医薬、電子部品、化粧品、食品など多くの産業分野で利用されているが、粉体を扱う技術者、特に若手の多くは、理論(基礎)と実作業がうまく結び付けられていない。このような点を考慮しつつ、基礎と実作業、それら2つをつなげる段取りについて解説する。
内容説明
“段取り”にもフォーカスした実務に役立つ入門書。「基礎知識」「段取り」「実作業」の“これだけは知っておきたい知識”を体系的に解説。
目次
第1章 これだけは知っておきたい粉体の基礎知識(粉体の粒子一つ;粉体の付着現象;粒子の大きさの分布;粉体の特性;粉体の流れやすさ)
第2章 粉体の取り扱いのための段取り(粒子径分布を測定する;粉を捕集する;粉を粉砕する;粉を分級する;粉を自由自在に操る;粉体機械の取り扱い)
第3章 粉体の取り扱いのポイント(ハンドリング技術の向上;分離技術の向上;ナノ粒子を作りたい;機能性の向上;実践演習)
著者等紹介
山田昌治[ヤマダマサハル]
1977年京都大学工学部化学工学科卒、1979年同大学院工学研究科修士課程修了。川崎重工業(株)、秋田大学鉱山学部助手を経て、1988年より日清製粉(株)((株)日清製粉グループ本社)にて生産技術の研究、事業開発、食品の基礎研究、技術管理に従事。2010年工学院大学応用化学科教授、食品衛生管理者・食品衛生監視員養成施設長。専門分野は粉体工学、食品化学、食品工学。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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