ポーランドと他者―文化・レトリック・地図

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ポーランドと他者―文化・レトリック・地図

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622078654
  • NDC分類 234.9
  • Cコード C1020

出版社内容情報

ポーランド文化研究と文化交流の第一人者による初めての文集。ショパンからマリノフスキーまで分野を越える異文化との対話と批評。

ポーランド文化研究と文化交流の第一人者による初めての文集。ショパン(音楽)コブロ(美術)シェンキェーヴィチ(文学)マリノフスキー(文化人類学)ヴォイティワ(後のヨハネ・パウロ二世)カントル(演劇)コット(批評)キェシロフスキ(映画)など分野を越えて異文化と対話し、中世からのポーランド文化の特質を探る。学識と批評精神に支えられた悠々たる筆致は今日の学問に稀なものであり、人文学の伝統に根ざす光を放っている。

目次/ポーランドと他者/ショパンの新しい言葉/バラードの変容、あるいはショパンの実験/シマノフスキのショパン/シマノフスキに出会う道/前衛という宿命、あるいは二〇世紀ポーランド美術――コブロとスツシェミンスキ――/ポーランド語文学を語り続ける〈民族〉/ポーランド《防壁論》のレトリック――一五四三年まで/ポーランド《防壁論》のレトリック――ルネッサンス後期/ヴォウォディヨフスキ殿とカミュニェツへ――シェンキェーヴィチの『トリロギア』再読――/ブロニスラフ・マリノフスキーの日記をめぐって/マリノフスキーの出発/若き日のヨハネ・パウロ二世と十字架の聖ヨハネ/クラクフ――月の都あるいはネクロポリア/カントルのクラクフ/カントルのマネキン/ボレスワフ・プルスの日本論/ポーランド語のヤン・コット/キェシロフスキのポーランド/あとがき

内容説明

「防壁」としてのポーランドの自己像を言語空間に探り続けてきた第一人者による初の文化論集。中世以来の伝統、ショパン、マリノフスキー、カントルらの表現、都市クラクフなどを自在に語る。

目次

ショパンの新しい言葉
バラードの変容、あるいはショパンの実験
シマノフスキのショパン
シマノフスキに出会う道
前衛という宿命、あるいは二〇世紀ポーランド美術―コブロとスツシェミンスキ
ポーランド語文学を語り続ける“民族”
ポーランド“防壁論”のレトリック(一五四三年まで;ルネッサンス後期)
ヴォウォディヨフスキ殿とカミュニェツへ―シェンキェーヴィチの『トリロギア』再読
ブロニスラフ・マリノフスキーの日記をめぐって
マリノフスキーの出発
若き日のヨハネ・パウロ二世と十字架の聖ヨハネ
クラクフ―月の都あるいはネクロポリア
カントルのクラクフ
カントルのマネキン
ボレスワフ・プルスの日本論
ポーランド語のヤン・コット
キェシロフスキのポーランド

著者等紹介

関口時正[セキグチトキマサ]
1951年、東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程(比較文学比較文化)修了。ポーランド政府給費留学(クラクフ大学、1974‐1976)。東京工業大学教員(1979‐1982/1984‐1992)。熊本大学教員(1982‐1984)。1992年4月から2013年3月まで、東京外国語大学でポーランド文化を教える。現在、同大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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松本直哉

17
ショパンのバラードを同時代の詩人の作品と恣意的に関連づける誤りを論じつつ彼の音楽の非文学性を明らかにする文章のほか、シマノフスキ、コンラッド、ヨハネ=パウロ2世などポーランドの文化を縦横に語る。その地理的条件から、タタールなど東方からの侵略に対して常にキリスト教世界の防壁であった国。19世紀の民族意識の覚醒の時代に国家分割の悲劇に遭い異郷で紡がれる文化のもちえた世界性。欧州で最も多くのユダヤ人が住む中での対立と融和。欧州の辺境にあって五千万の話者を持つポーランド語の涵養してきた文化の厚みと複雑さを思う。2016/10/06

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