出版社内容情報
熱処理は、温度をコントロールするというアナログ的な要素が多く、現場での経験や知識が多く要求される作業である。本書は、基礎知識から、現場で求められる準備・段取り、さまざまな熱処理作業の実務と品質管理までを体系的にわかりやすく解説する。
内容説明
“段取り”にもフォーカスした実務に役立つ入門書。「基礎知識」「準備・段取り」「実作業」の“これだけは知っておきたい知識”を体系的に解説。
目次
第1章 これだけは押えておきたい熱処理の基礎知識(熱処理の基礎知識;材料の基礎知識)
第2章 熱処理の実作業(熱処理作業のいろいろ;熱処理の品質管理)
第3章 きちんとした準備・段取りが不具合を防ぐ(熱処理の不具合;現場で進める準備と段取り)
著者等紹介
田原譲[タハラユズル]
田原技術士事務所所長、技術士(金属)。1950年岡山県生まれ。1974年愛媛大学工学部冶金学科卒業。非破壊検査会社に入社、原子力発電所の圧力容器・配管、タンクなどの検査業務に従事。1979年(株)本田技術研究所(朝霞研究所)入社。2輪車のクランクシャフト、ギア、ピストンなどの材料研究・開発を担当。1996年本田技研工業(株)(浜松製作所)にて受入れ部品の品質管理、完成車ラインの品質管理を担当。2000年本田技術研究所(朝霞東研究所)にて汎用機器(船外機、発電機、耕運機など)の材料研究・開発を担当。2004年本田技術工業(汎用品質改革部)にて汎用機器の市場品質対応を担当。2009年本田技研工業を退職。技術士事務所を設立し現在に至る。日本技術士会会員(金属)、埼玉県産業技術総合センター・技術アドバイザー、熱処理メーカー・技術コンサルタント、講演会講師(熱処理関連)、安全保障輸出管理・セミナー講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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