出版社内容情報
衛星測位の基本を一通り学べる最初に読む1冊。1項目あたり見開き2ページの、図表を用いたわかりやすいレイアウトで、丁寧に説明。
久保 信明[クボノブアキ]
著・文・その他
目次
第1章 衛星測位の基本
第2章 衛星の役割
第3章 受信機の役割
第4章 位置を表現する座標系
第5章 様々な誤差要因
第6章 精度を高める手法
第7章 日本の準天頂衛星「みちびき」
第8章 位置情報の利活用
著者等紹介
久保信明[クボノブアキ]
学歴:北海道大学大学院工学研究科修士課程修了(1998年)。東京大学大学院工学系研究科論文博士(工学、2005年)。職歴:日本電気株式会社電波応用事業部(1998~2001年)。東京商船大学商船学部助手(2001~2006年)。東京海洋大学海洋工学部講師(2006~2007年)。東京海洋大学海洋工学部准教授(2007年~現在)。スタンフォード大学客員研究員(2008~2009年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
6
なまえのとおり「よくわかる」本なのだが、他に誰も読んでる人がいないのか、ひさびさの初レビュー本となってしまった。それもこれも、準天頂衛星の利用がまったく普及してないからである。マニアの人はいままでの DGPS や RTK で十分なので、スマホに組み込める受信チップつくって Apple なり Samsung なりに採用してもらわない限り、一般に広まるということはありえない。ISS/IGS とならんで QZSS も宇宙村の金食い虫〜公共事業化への道をまっしぐら、、、なのだろうか。。(_ _;)2018/05/27
makio37
2
仕事読み。ついて行けない部分も多かったが、衛星測位の用語に慣れ概要を知ることはできた。(x,y,z)の3つに加え時計誤差の推定ため測位には4機以上の衛星が必要。受信機だけで測位する単独測位ならオープンスカイで数m未満の精度。単独測位でも衛星の精密な暦と時計情報を使用したPPPと呼ばれる高精度単独測位なら数cmの精度。近接の基準局のデータを使用する相対測位のうち、基準局で生成した衛星ごとの補正データを使うDGNSSは1m未満、基準局の観測データそのものを利用するRTK方式は1cmくらいの精度。2018/09/30
黒とかげ
0
いかにしてGPSは位置を測定するのかということについて、くわしく書かれている。非常にマニアックな一冊。仕事に必要な人は読むといいだろう。数は少ないとは思うが。2020/07/20
Toshi KYM
0
図書館で借りた本 良書2019/01/15