出版社内容情報
原料と製品を精製する蒸留は化学産業には必要不可欠なもの。本書は技術者向けに蒸留技術全般を解説した、設計・運転のための実務書。
内容説明
我々はモノに囲まれて生活している。モノは化学物質である。化学物質の原料は、多くの場合、蒸留技術によって、分離・精製される。しかし、化学原料を直接、目にすることは、ほとんどない。したがって、蒸留技術に直接ふれることも、ほとんどない。しかし、化学物質の製造には必須の技術である。
目次
第1章 序論
第2章 蒸留技術のための物性推算法
第3章 蒸留塔の理論段数
第4章 回分蒸留
第5章 蒸留プロセスの設計法
第6章 蒸留塔の設計
第7章 蒸留塔の省エネルギー
第8章 蒸留塔の故障と診断技術―トラブル・シューティング
第9章 蒸留プロセスおよび蒸留塔の開発
第10章 蒸留塔の設計に必要なデータ
著者等紹介
大江修造[オオエシュウゾウ]
昭和37年東京理科大学卒業後ただちに、石川島播磨重工業(株)(現IHI)入社。気液平衡の研究に従事。翌年、東京都立大学大学院の平田光穂教授の研究室に国内留学。昭和50年石川島播磨重工業(株)技術研究所・課長。この間、新機種開発提案募集で300件の応募から首位に選ばれて開発に従事。昭和48年米国蒸留研究機関(FRI)にて実証試験に従事、同年1号機の受注。昭和57年東海大学教授を経て、平成3年東京理科大学教授(東京都立大学大学院工学博士)。一般社団法人日本開発工学会会長(代表理事)。米国蒸留研究機関(FRI)顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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