内容説明
射出成形は、複雑な形状のプラスチック製品を高い精度で効率よく生産する樹脂成形法である。この長所を引き出すためには、金型をはじめ射出成形機、プラスチック、加工技術に対する知識を深めるとともに、トラブルに対するノウハウを磨いていかなければならない。合わせてコストに対する知見も深耕していく必要がある。
目次
第1章 樹脂成形における射出成形の位置づけ
第2章 射出成形機の構造と動作
第3章 射出成形の樹脂挙動
第4章 プラスチックと樹脂
第5章 射出成形用金型
第6章 機械の選定と成形サイクル
第7章 成形加工費および売価
第8章 金型費
第9章 射出成形の効率化
第10章 射出成形の不良とその対策方法
著者等紹介
有方広洋[アリカタコウヨウ]
技術士(化学部門・高分子製品)。特級プラスチック技術士(射出成形)。慶應義塾大学工学部機械工学科卒業。大手機械メーカーにて射出成形機の開発、設計に携わる。大手成形加工会社出向後、現場責任者としてコストダウンと生産性向上を達成。その後、外資系企業の技術トップ5のシニアテクニカルフェローとしてアジアを始め欧米、南米にて海外技術指導を行う。国内外の数多くの成形加工業の現場の不良率低減、成形サイクル短縮などの改善、およびコストダウン達成の経験を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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