内容説明
小さな力で大きな力を発生させる「油圧」。液体を使って動力を伝達するシステムとして、機械の自動化や省人化に貢献し、自動車や船舶、飛行機、工作機械などを支える「縁の下の力持ち」です。本書では、油圧の原理から特性、活躍する事例などを紹介します。
目次
第1章 油圧ってなに?
第2章 作動油の役割
第3章 流れの法則
第4章 油圧機器の仕組み
第5章 基本回路を知ろう
第6章 活躍する油圧システム
著者等紹介
渋谷文昭[シブヤフミアキ]
1950年5月9日埼玉県生まれ。1973年3月東京電機大学工学部精密機械工学科を卒業し、同年4月(株)東京計器に入社。以来、現在まで油圧システムの設計業務に携わる。現在の油圧業界での活動、日本フルードパワーシステム学会フェロー、中央職業能力開発協会中央技能検定委員、日本フルードパワー工業会油圧システム分科会主査およびISO/TC131日本代表エキスパート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kenitirokikuti
8
図書館にて。水まわりの本に比べると、動力が関係するのでずっと工学的な内容。2015年刊行で、コラムには大型油圧式風車が取り上げられている。風車翼の回転エネルギーで直に発電機を回すのではなく、油圧ポンプで流体エネルギーに変換してさらに油圧モーターを回す▲油圧機器の歴史は19世紀までは水圧機器の歴史。エッフェル塔のエレベーターは水圧式であった。しかし、交流電動機の発達普及により水圧機器は下火になる。そして20世紀になると石油化学が発展して潤滑油やゴムが改良され、油圧が主流となった。戦艦の砲塔駆動など。2024/09/22
ohio88
2
油圧について何となく理解できた。回路図を用いて概要を説明してくれている。きちんと理解するにはもう少し詳しい本が必要だと感じた。2018/11/30
花
0
飛行機や自動車に使われている システムや、工事機械、船など 油圧がまんべんなくわかる本 孫引きしたい本もたくさんで、 中学生くらいの子にみせると 理解がしやすく、糸口がつかみやすいかもしれない2024/05/11
matsu
0
2回目読了。回路図、ポンプの知識は要再読。2019/12/20
matsu
0
油圧の勉強のために購入。広義な記載されているので、入門編としてはかなり参考になると思います。油圧と電圧の違いも知りたかったけど、それは自分で調べます。 回路図に関しては別の参考書を用いて補足勉強する必要があるかと思います。2019/12/01
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