目次
最適な金型設計のための着眼点
最適な射出圧力の算出
最適な成形サイクルの算出
適切な型鋼材の選び方
最適な金型強度の算出
金型冷却設計の最適化
ランナおよびゲートの最適設計
ガスベントの最適設計
離型抵抗の低減
ホットランナの最適設計
高速成形金型の最適設計
著者等紹介
鈴木次郎[スズキジロウ]
1948年栃木県生まれ。1971年東洋大学工学部機械工学科卒業。池上金型工業(株)入社。設計室長および大利根事業所技術部長を担当。主にホットランナ金型、精密金型の設計および開発に従事。2000年職業能力開発総合大学校客員教授(2013年まで)。2005年池上金型工業(株)退社。2007年(株)MDCを設立、代表取締役。独立行政法人高度ポリテクセンタ非常勤講師、関東職業能力開発促進センター非常勤講師、群馬職業能力開発促進センター非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄骨構造
9
力学に基づき、工学的に解説してくれているところが嬉しい。また、「こうするとこうなるからこういう設計はやめておけ」といった実事例を根拠にした解説もしていて、頭に入ってきやすい。▼樹脂成形の部署に異動して2か月が経ち、金型のことが何となく分かってきた。金型設計は経験と勘に頼る部分が多いようだ。これは何冊か本を読んでみてもわかる。実際に金型経験のある人でないと理解できない解説書ばかりで、分野として独学が難しい。本書もその中の一冊といえるが、なるべく手計算して最適設計に導いてくれるところが良い。勉強になりました。2018/06/16