内容説明
米国産シェールガス化学製品がもたらす価格破壊に日本の化学産業は生き残れるか?
目次
第1章 化学原料としてのシェールガス(シェールガス革命の影響は化学産業にも及ぶ;シェールオイルの開発も始まる ほか)
第2章 ナフサからエタンに原料転換するエチレン生産(天然ガスからエチレンを作る;米国で建設が進むエチレンプラント ほか)
第3章 化学製品の原料転換はエチレン以外でも進む(シェールガス増産でプロパン、ブタンの余剰は生まれるか?;プロピレンプラントの建設も米国で始まる ほか)
第4章 化学産業は米国の一人勝ちとなるのか?(復活する米国の化学産業;日本以上に早い欧州への影響 ほか)
第5章 日本の化学産業の生き残る道(エチレン以外の国内生産はまだ可能性がある;海外生産を積極化する日本の石油化学メーカー ほか)
著者等紹介
室井高城[ムロイタカシロ]
1968年、福島工業高等専門学校卒業。住友金属鉱山(株)入社。1969年、日本エンゲルハルド(株)(現・エヌ・イーケムキャット(株))に出向。工業触媒の開発に従事。1998年、エヌ・イーケムキャット(株)化学触媒事業部長。2002年、同社事業開発部長。2003年、同社執行役員。2006年、触媒学会副会長。2008年、エヌ・イーケムキャット(株)退社。アイシーラボ(工業触媒コンサルタント)設立。BASFジャパン(株)主席顧問。2009年、日本ガス合成(株)執行役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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