内容説明
中国人のビジネスは、人間関係の深さを基準として動いている。
目次
第1章 C to C(チャイニーズトゥチャイニーズ)から学ぶ「関係」の実態(「関係」を重視する中国人;「関係」の実態―中国人へのインタビューから ほか)
第2章 関係作りの失敗の原因と対策(日本のグローバル企業も「関係」で協業につまづいている;中国における日系自動車大手企業と韓国、中国企業の動向比較 ほか)
第3章 中国ビジネスで失敗しないための「外人」対応法(中国人特有の人間関係;「外人」からの売掛金回収成功例 ほか)
第4章 関係構築についてのインタビュー―日本・中国 識者9名の経験から(識者へのインタビューから「関係」を知る;中国人の背景を理解し中国にはない概念を提案する―元本田技研工業株式会社執行役員、ホンダ広州総経理 門脇轟二氏 ほか)
第5章 関係3段階に応じた交渉(「関係」の概観;「関係」の各段階に応じた考え方・行動 ほか)
著者等紹介
平沢健一[ヒラサワケンイチ]
G&Cビジネスコンサルタント代表、(財)海外職業訓練協会理事・国際アドバイザー、特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問
安藤雅旺[アンドウマサアキ]
株式会社トランスエージェント代表取締役、特定非営利活動法人日本交渉協会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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TAKAN
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日常的に中国文化圏でのビジネスに携わる身として、勉強のために読書。関係性の深さに応じて外人、熟人、自己人の区分がされる点は実感有り、よく分かる。2013年に著された本なので2019年現在では状況が変わっている点は多々あるとは思うが、大いに参考になった。中国人に対する交渉の仕方はこうすべき!という記載があったが、一概に一括りにすべきではないと思う。いずれにしても肝要なのは、相手とよく会話し意思疎通を図り親交を深めて関係性を築くことであり、中国人とのビジネスにおいてはこれが殊更にビジネスを左右するということ。2019/05/13