内容説明
“共にすべてのいのちを守る”ための倫理的な共通基盤の構築への道。東北アジアの自然環境と平和のための国際協力について、日本・韓国・中国の宗教者および研究者14名が提案する。IPCRレポート第4弾!
目次
基調講演(東北アジア三国の共通点と課題を求めて;共同の発展による円満な人生の実現と恒久平和の維持;東北アジア三国の共通点と課題を求めて)
第1セッション 「いのちと自然環境」(自然法則と「緑(Green)」の平和―原子力廃止のために
「天人合一」思想と生態文明の建設
仏教の縁起法的観点から見た東北アジア共同体の必要性
生態系保全の宗教倫理
「天人合一」―自然を慈しむ)
第2セッション 「いのちと国際協力」(「平和への権利」の協働を目指して;未来志向の中・日・韓三カ国協力について;「「平和への権利」の協働を目指して」を読んで;いのちと国際協力;「「平和への権利」の協働を目指して」に対する論評)
著者等紹介
山本俊正[ヤマモトトシマサ]
1952年(昭和27年)、東京都に生まれる。立教大学法学部卒業。関西学院大学商学部教授および宗教主事、日本基督教団ロゴス教会主任牧師等を務める。東京YMCA主事を経て米国カリフォルニア州バークレー太平洋神学校に留学、ハワイ州ハリス合同メソジスト教会の副牧師、日本キリスト教協議会(NCC)総幹事を歴任
金永完[キムヨンワン]
1967年、韓国に生まれる。法学博士(中央大学)。韓国監理教(メソジスト)神学大学神学部及び高麗大学法学部を卒業、日本国際大学(IUJ)に留学。同大学大学院国際関係学研究科を修了後、中央大学大学院法学研究科博士後期課程に進み、比較法学及び比較宗教文化論を専攻。その後、中国政法大学に留学。日本中央学術研究所特別研究員、中央大学法学部兼任講師、中国人民大学法学院専任講師を経て、中国山東大学法学院副教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。