内容説明
福島第一原発各号機の事故状況を技術の視点で解説。政府事故調主要メンバーが改めて伝える、3.11から1週間の克明な記録。
目次
第1章 概要と予備知識(福島第一原子力発電所の概要;炉心損傷に関するデータの見方;事故の経緯の概要)
第2章 事故の経過―政府事故調報告のわかりやすい説明(地震発生から全電源喪失までの全体の状況;全電源喪失後の1号機の状況;交流電源喪失後の3号機の状況;全電源喪失後の2号機の状況;水素爆発の状況;応急注水状況)
第3章 事故はなぜ防げなかったのか(重大な事故原因;炉心損傷回避の可能性)
第4章 失敗学からの考察(起こったことから考える;背景要因を含めて考える;持つべきものの見方・考え方)
第5章 事故をより深く理解するための基礎知識(核分裂と崩壊;原子炉の事故とは;圧力容器と格納容器;冷却設備;逃がし安全弁とベント設備;操作と計測)
著者等紹介
淵上正朗[フチガミマサオ]
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会元技術顧問。(株)小松製作所顧問。東京大学非常勤講師、工学博士。1949年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。小松製作所取締役専務執行役員を経て現職。専門は建設機械、鋳造機械、産業用ロボット
笠原直人[カサハラナオト]
東京大学教授、工学博士。1960年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。日本原子力研究開発機構を経て現職。専門は構造解析、高温強度、高速増殖炉
畑村洋太郎[ハタムラヨウタロウ]
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会元委員長。消費者安全調査委員会委員長。工学院大学教授、東京大学名誉教授、工学博士。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は創造学、失敗学・危険学、医学支援工学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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O. M.
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Junpei Egawa
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