内容説明
震災で判ったこと。国の仕組みを変えなければ医療も変わらない。
目次
第1章 いのちを守るための医療機器
第2章 医療産業は経済活性化の鍵:27兆円の医療機器市場
第3章 日本の医療機器産業を崩壊寸前に追い込んだ審査承認制度
第4章 座談会:医療機器の申請・審査・承認における疑問と問題点について
第5章 ヨーロッパの医療機器審査制度:CEマーク
第6章 米国の医療機器審査制度
第7章 韓国の医療機器審査制度
第8章 審査承認制度改革と医療機器産業活性化への提言
第9章 医療再生と医療機器産業活性化は東日本から:道州制導入と復興庁と医療庁を設立
著者等紹介
大村昭人[オオムラアキト]
帝京大学医学部附属溝口病院院長補佐、帝京大学前医療技術学部長、帝京大学元医学部長、帝京大学医学部名誉教授。1967年東京大学医学部医学科卒業。東京大学付属病院、岐阜村上記念病院、北里大学で外科、麻酔科研修後、1973年ワシントン州立大学麻酔科レジデント、76年ユタ州立大学麻酔科講師、78年同助教授、79年帝京大学医学部麻酔科助教授、86年同溝口病院麻酔科教授、96年同副院長、2003年帝京大学医学部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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今の薬事行政についてほとんどの製造販売業者、製造業者がもっているであろう不満が列挙されている。他国とかけ離れた日本独特の薬事制度、外国での実績データが通用せず無駄が多い審査、高額な審査料、等。海外メーカーとのやりとりでは、なぜそんなデータが必要なのか?なぜその調査が必要なのか?と不満が届く。著者の問題提起や主張は同意できる。2011年に書かれた本だが、いまだほぼ変わってない。薬事法改正が秋の国会で成立すれば少し改善されそうだけど、原案を見る限り抜本的改革ではない。もっとなんとかならんか?2013/07/19