出版社内容情報
いじめられっ子のユリをいつも助けてくれる男の子は、なんとユウレイだった。しかも、エッチでらんぼうなユウレイなのだ。 小学校中学年から
内容説明
八重垣チカは、3年生のときから、おなじ組の佐藤ユリにいじめられていました。そして、4年生になって、特別に組かえがあったとき、また佐藤ユリとおなじクラスになってしまったのです。ところが、そのとき、チカには、とてもたよりがいのある、ボーイフレンドがあらわれたのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
4
小学生時代以来の思い出深い児童文学作品。八重垣チカは佐藤ユリ達からいじめを受けていた。そして4年生に進級してもユリと同じクラスに…だが不思議な(そしてエッチな)男の子が現れてチカを守ってくれるように…。健在であるお父さんの「子供の頃の幽霊」という概念が自然と通用している辺りが何だか不思議だが、そんなことはないと思う方が先入観か。チカは真面目ないい子で可愛いし、幽霊の少年に急に親しんでいく交流が楽しく、いじめっ子への罰は痛快。今読むと最後はあっさり締めてしまった印象が強いが良作。ついでにでべそ推し。2016/05/08
honoka
3
★★★☆☆掃除してたら出てきた本。おそらく姉のもの。せっかくなので処分前に読んでみた。主人公:チカは学校でイジメにあっている女の子。ある日現れた幽霊の男の子はチカがイジメられそうになるとイジメっ子を懲らしめてくれる頼もしい存在。タイトルになるほどエッチな幽霊ではなかったし、何故この幽霊が現れたのか説明なしで終わってしまい消化不良。チカってイジメられても、あっけらかんとしてるというか逞しくて尊敬するわ。ラストは唐突すぎだけどチカにとっては良かったね。しかしイマイチ何が言いたいのか分からない話だった。2019/09/25
kaikoma
2
主人公の想いが産んだ生霊なのでしょうか。正義の味方のように要所要所で主人公のピンチを救う所が良いですね。中途半端な気もしますが、いじめっ子との修復を何となく予感させるようなラストシーンも有って、読後感は良かったです。2020/02/25
光雲
1
小学生の頃に読んだ本。とある児童書をネットで探している最中、たまたまこの表紙の画像を見た瞬間、あ!これ読んだことある‼︎とびびっときて即図書館で借りました。(処分してしまって手元にはなくても思い出せる瞬間は嬉しい)いやー、こんな挿絵だったなとかこんなシーンあったなと懐かしく面白く読めました。いじめっ子に痛い目を合わせる様子が小気味いい。なぜ存命してるのにお父さんの子供の頃の霊が出てくるのか不明ながらも、いじめっ子たちに散らかした部屋を片付けさせるおばあちゃんの存在も頼もしい。2021/09/08
905
1
最後の方の展開が速くて、どうもいまひとつ釈然としないが、まあ、山中恒っぽくておもしろく読めた。2011/05/02