内容説明
当代随一の仏像修復の技術者団体、財団法人美術院で40年間仏像修理に携わった松永忠興氏。氏が修理や彩色のエキスパートと共に復元模造した阿修羅像をはじめ、現場でしか知りえない仏像たちの姿を語る。
目次
第1章 美術院国宝修理所と仏像修理(美術院国宝修理所とは;松永忠興氏と仏像修理への道)
第2章 仏像の修理と模造制作(浄土寺・阿弥陀三尊像―修理;観心寺・如意輪観音坐像―模造;熊野磨崖仏―修理;興福寺・阿修羅立像―模造;対談/阿修羅像の模造と彩色 加藤純子×松永忠興;道成寺・千手観音立像―修理;東大寺法華堂・弁才天立像―修理と模造;平等院・雲中供養菩薩像―修理;法隆寺金堂・天蓋―修理)
第3章 対談/美術院と修理文化―鈴木喜博×松永忠興(観心寺・如意輪観音坐像の模造;円成寺・大日如来坐像の模造;美術院と修理文化)
第4章 和束工房(江戸文化とお坊さん)
著者等紹介
関橋眞理[セキハシマリ]
フリーランスの編集者。日本のやきもの、染織(着物・袱紗・風呂敷)、茶の湯(名物裂・懐石道具)など和の文化に関する本の企画・編集に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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