出版社内容情報
奈良時代の人々は、どんな思いと工夫を込めて数々の巨大寺院を建てたのか? 現代の名工がその魅力を誰にもわかりやすく解説する。
内容説明
日本を代表する宮大工、鵤工舎の小川棟梁が、奈良の古寺の見所をわかりやすく解説。千三百年前の人々は、ろくな道具もない中で、どんな工夫・苦労を重ね、寺を建てたのか?どこを見れば、それがわかるのか。造る人だからこそ語れる、画期的ガイド。
目次
第1章 斑鳩の里(法隆寺;法輪寺;法起寺)
第2章 西ノ京周辺(薬師寺;唐招提寺)
第3章 奈良公園周辺(東大寺;興福寺;元興寺;十輪院)
第4章 山の寺(室生寺)
第5章 北部地域(秋篠寺;長弓寺)
著者等紹介
小川三夫[オガワミツオ]
昭和22(1947)年、栃木県生まれ。高校生のとき修学旅行で法隆寺を見て感激し、宮大工を志す。21歳で法隆寺最後の宮大工・西岡常一棟梁に入門、唯一の内弟子となる。薬師寺金堂、西塔の再建では副棟梁を務める。昭和52年、鵤工舎を設立し、独自の徒弟制度で数多くの弟子を育て上げる。平成15年「現代の名工」に選出。平成19年に現役を引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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