内容説明
16世紀、ゴムの木の樹液を加工することで自在に伸びたり縮んだりする天然ゴムが誕生しました。その後、加工技術の進展とともに普及は急速に進み、やがて、使用用途に合わせた合成ゴムも作られるようになり、今やゴムは私たちの生活に欠かせないモノとなっています。
目次
第1章 ゴムっていったいなんだろう
第2章 ゴムにはいろいろな秘密がある
第3章 人工的に使用目的にあったゴムをつくる
第4章 広がるゴムのいろいろな使い道
第5章 ゴム用途の“代表”タイヤには多種多様のものがある
第6章 変わりゆくゴム市場とゴム業界
著者等紹介
奈良功夫[ナライサオ]
1949年東京生まれ、日大理工学部卒。工学博士。大手ゴムメーカーの研究所勤務を経て、現在、「楽しいゴムの研究会」を主宰。「生活の中でのゴムと遊び知る」ことをテーマに、幼稚園から老人会まで全国で幅広く講演活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aira
2
普段ゴムを食べてたのはちょっとビックリ。乳化剤とか安定剤ってゴムの一種、アラビアゴムから出来てて、アイスクリーム等に入ってる。他に切手の裏の糊とか、墨汁とかにも使われている。ゴム(護謨)はオランダ語でgom、英語はこするもの、という意味からrubber。身近なものなのに、意外と知らないことってあるんだね。2011/12/15
菜の花
2
1冊丸ごと、ゴムの本。タイトルに偽りなく、やさしいです。ゴムの歴史から種類、性質、市場、ゴム製品の代表格のタイヤについて、更にその再利用など、幅広くカバー。ゴムについての広範な豆知識を仕入れるには絶好の1冊でした。いや、あんまりゴムに興味があったわけではないのですが、「ゴムって凄いな!」と思わされちゃいました。ゴムを見る目が変わりそうです。2011/06/18
本まーちゃん
1
そうなんだワード:グッドイヤー。ダンロップ。ミシュラン。ゴムメーカー。ガラス転移温度。ゴムの限界温度。輪ゴム。消しゴム。2024/04/04
150betty
1
(☆3)前々から疑問に思ってたんだけど、1800年代にヨーロッパに輸出されてたゴムって戦略物資として重要という話は書かれてるんだけど何に使われたか書いてなくて分からなかったけど、1763年にテレピン油などに溶けることが分かり、1839年に硫黄を混ぜて加熱して弾性が増すことや、電気絶縁性が発見され飛躍的に利用価値が上がったのね。2014/10/07
h0z8じゅうたんの36.5cm
1
ゴムとガムとタイヤ。ゴムって液体だって知った2012/08/05