目次
第1章 太陽光発電システムのメンテナンスの実態(分析対象とした太陽光発電システムの属性;太陽電池モジュール・パワーコンディショナのトラブル履歴;太陽電池モジュール交換までの太陽光発電システムの性能の推移)
第2章 不具合点検に必要な太陽光発電システムの知識(太陽光発電システムの構成と主な構成機器;太陽光発電システムの性能評価―「期待発電量」と「年乖離度)」
第3章 住宅用太陽光発電システムの現地調査事例(現地調査にもちいた主な測定機器;現地調査事例(1)―クラスタ内通電不良(埼玉県川越市)
現地調査事例(2)―クラスタ内通電不良(茨城県日立市) ほか)
著者等紹介
加藤和彦[カトウカズヒコ]
工学博士。独立行政法人産業技術総合研究所太陽光発電研究センター主任研究員。1966年北海道帯広市生まれ。1988年3月筑波大学第三学群基礎工学類(変換工学専攻)を卒業。1990年3月同大学院理工学研究科(修士課程)を修了。1990年4月通商産業省工業技術院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)に入所。通商産業省工業技術院ニューサンシャイン計画推進本部(再生可能エネルギー担当)併任、新エネルギー・産業技術総合開発機構太陽・風力技術開発室(主任研究員)出向などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ななみ
1
大震災以来、再び脚光を浴び始めた太陽光発電。ノーリスク・低コストとしきりに喧伝されているこのシステムが、実は売りっぱなし、つけっぱなしで十分な保守もされず、ただ施主のみが危険と負担を押しつけられている現実を実際のトラブル事例であぶり出しているのが本書。震災前ですらこうだったわけで、良く言えば経験の浅い、悪く言えば巨額な補助金目当ての業者が十分な体制も構築せずに参入してくることには強い恐怖感を覚えざるを得ませんね。莫大な費用が発生する保守管理をおざなりにし、危険を放置したまま議論が進んで良いのか?2012/12/27
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