内容説明
電気自動車の本格的普及には、これまでのクルマに対する常識を超えた発想が必要です。単に「動力の電動化」という捉え方では、電気自動車は決して究極のエコカーとは言い切れません。電気自動車を取り巻くエネルギーをトータルで考える必要性も求められるのです。新たな市場をもたらすクルマの“新常識”とは…。
目次
1 電気自動車がこれまでのクルマの常識を変える(ガソリンエンジン自動車よりも先に誕生していた電気自動車がいったん市場から消えたわけ;忘れ去られた電気自動車が再び注目されている;今後の自動車普及とCO2削減を両立させるための電気自動車の役割 ほか)
2 電気自動車が今後の産業戦略を変える(ガソリンエンジン車に比べて部品点数が約1/10に減ることで変わる自動車の姿;電気自動車にも“産業のビタミン”レアメタルが必要不可欠;直近の電気自動車の鍵を握るリチウムイオンバッテリーの開発と量産 ほか)
3 電気自動車が既存のエネルギーインフラを変える(充電インフラが整うまで電気自動車の普及は難しいは本当か;急速充電設備はどれくらい必要とされるのか;実際に充電時にかかる電気料金はいくらぐらいなのか ほか)
著者等紹介
御堀直嗣[ミホリナオツグ]
1955年2月26日、東京都港区生まれ。玉川大学工学部機械工学科卒。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本EVクラブ副代表。自動車誌はもちろん、新聞やWeb等での執筆多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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