目次
1 歴史を変えた異常気象
2 異常気象が増えている―全般的な状況
3 集中豪雨や竜巻など激しい気象現象による異常気象
4 熱波、寒波など長時間続く異常現象
5 なぜ温暖化すると異常気象が増えるのか
6 放射平衡と温室効果
7 地球温暖化の現状と予測
8 温暖化時代の異常気象と災害
9 異常気象学の展望と問題点
10 気象事業の再生と防災
著者等紹介
増田善信[マスダヨシノブ]
1923年京都府に生まれる。1949年中央気象台付属気象技術官養成所(現気象大学校)研究科卒業。1949~59年気象研究所に勤務。1959~78年気象庁予報部電子計算室(現数値予報課)予報官。1959年日本気象学会賞。1961年理学博士(台風の進路予報に関する数値的研究、東京大学)。1977~84年日本学術会議会員(第11・12期、第4部・地球物理学)。1978~84年気象研究所予報研究部第1研究室長。1984年退職。現在、非核の政府を求める会常任世話人、酸性雨調査研究会代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山口透析鉄
21
併せて図書館で借りたこちらの本は2010年のものです。火山噴火による異常低温の事例(クラカトア火山)に始まり、エルニーニョとラニーニャ現象の解説、ヒートアイランド、スーパー低気圧(爆弾低気圧とも呼ばれていた)の事例が解説されていて、気象学者っぽい解説が良いです。2004年に日本列島に多く上陸した台風では、私も損調部門の支援で広島の対策本部に2週間行っていました。内務部門の社員が駆り出されたのはこの時と東日本大震災くらいです。 熱力学的開放系としての地球全体の仕組みも解説されています。(以下はコメント欄に)2025/07/21
イボンヌ
4
21世紀末には真夏日が140日!一年の半分が気温30℃! 沢山のデーターや表が掲載されており、分かりやすく書かれた本です。それでも、数字アレルギーの私には手強い本でした。2016/07/01
gabrielpeter
2
かなり面白いです。気象学になじみのない理系にとって読みやすくわかりやすい本です。実際にあった現象をわかりやすく解説されていてイイ。英語版を出して世界で出版してもいいと思うな。例として日本の気象現象が多いから外国では無理かもしれないけど。2010/04/03
しょーよー
0
以前にも読んだことはあったのですが、卒論での情報収集のために再読。2016/09/05
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