目次
設計形状と設計意図を表す寸法記入の関係
製図の手順を知り、設計の都合を図面に盛り込む
加工から図面に何を反映させるべきかを知る
図面と計測の関係から基準面の重要性を知る
加工と計測の都合を図面に盛り込む
まとめ
著者等紹介
山田学[ヤマダマナブ]
S38年生まれ、兵庫県出身。ラブノーツ代表取締役。カヤバ工業(現、KYB)自動車技術研究所にて電動パワーステアリングとその応用製品(電動後輪操舵E‐HICASなど)の研究開発に従事。グローリー工業(現、グローリー)設計部にて銀行向け紙幣処理機の設計や、設計の立場で海外展開製品における品質保証活動に従事。兵庫県技能検定委員として技能検定(機械・プラント製図)の検定試験運営、受験指導、採点などに関わる。平成18年4月技術者教育を専門とする六自由度技術士事務所として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鉄骨構造
6
結構レベル高かった印象。内容は十分理解できたけど、実際こんだけの設計意図を図面に盛り込めるかといったら、僕の経験量ではまだまだ。そうそう、作り手のこと意識することが大切なのよね、機能面だけじゃなくて。それを改めて認識。著者の経験談や、すぐに使えそうな小ネタがたくさん載っていて勉強になった。そういうのを蓄積していくことが必要なんだと気づいた。2018/07/21
朧月
4
山田学の設計指南本シリーズ。 あんまり読む順番とか気にせずに選んでいるんだけど、順序よく読めば新人にもお勧めできると思うシリーズです。 最初に題材をたてて、その設計を軸にしていろいろ解説する、というのはいい構成。特に、最初に説明をしつつも、加工工程の説明を交えながら、終盤で設計を修正するのは、実務に近い流れだし、説明を分割して分かりやすくなっていると思います。 読者は、自分だったら(自社だったら)とやや批判的、考察しながら読むとよりいっそう、理解が深まると思います。2013/10/28
牧瀬
0
組みつけに向けた部品の寸法公差の考え方や実際の加工方法が書かれており、無名のシリーズと比べて実践的であり、業務机の上に置くような設計メモ帳のものではない。 直方体や円筒等を用いた組品の機関車のおもちゃを機能・制作図面に落とし込む流れを解説しており、作者と共に設計を考えることができ、楽しい。ある程度、組品の設計経験がある方やこれから必要な方におすすめ。2020/03/19