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Science and technology
糖鎖のはなし

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  • サイズ B6判/ページ数 174p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784526061646
  • NDC分類 464.3
  • Cコード C3043

出版社内容情報

糖鎖はDNA・タンパク質に次ぐ第三のバイオポリマーとして注目され、医学分野での産業応用に向けて研究解析が進んでいる。本書では、まず糖鎖を理解するための糖化学の基礎と構造を詳しく解説し、さらに産業化に不可欠な糖鎖の合成技術、プロファイリング技術、パイオマーカーの応用もわかりやすく紹介する。

内容説明

「糖鎖」はタンパク質などの生体物質と結合することで、そのものの溶解性を上げたり、行き先の目印になったり、安定性を高めるなど多種多様な機能をもつ。生命の進化とともに歩み無限の可能性を秘めたこの物質は、DNA・タンパク質に次ぐ第三のバイオポリマーとして、癌や再生医療の有用マーカーなど医学分野での応用・解析が進められてきている。

目次

1章 糖・糖鎖とは何か(糖鎖の時代が来た!;本質は「炭・水化物」 ほか)
2章 糖の基礎化学(糖を議論するための共通語;sp3混成軌道は空間を四等分する ほか)
3章 糖鎖の合成原理と機能探索(糖から糖鎖へ;糖鎖構造の特徴 ほか)
4章 糖鎖の産業化(糖鎖を自在に操れる時代の到来;糖鎖産業化のための三要素 ほか)

著者等紹介

平林淳[ヒラバヤシジュン]
東北大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科修士課程修了、東北大学理学部より学位取得(理学博士)、帝京大学薬学部助手・講師。平成14年11月独立行政法人産業技術総合研究所糖鎖工学研究センター糖鎖構造解析チームチーム長。平成15年9月香川医科大学総合生命科学実験センター糖鎖機能解析研究部門(現:香川大学研究推進機構総合生命科学研究センター糖質バイオ研究部門)客員教授。平成18年12月独立行政法人産業技術総合研究所糖鎖医工学研究センター副センター長、レクチン応用開発チームチーム長(兼務)。平成20年1月糖鎖産業技術フォーラム(GLIT)設立(運営副委員長)。学会活動:日本生化学会、日本糖質学会(評議員)、日本薬学会、日本化学会、日本生物物理学会(分野別専門員)、日本蛋白質科学会など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jjm

2
ガラクトースが嬰児のヘラクレスが母ヘラの乳房をギュッ掴んだときに乳が空に飛び散ってできたのが天の川galaxy=milky wayに由来しているとか、マンナン(こんにゃくゼリーで有名な)、マンノースは旧約聖書で神から与えられた食べ物マンナに由来しているとか、へぇと初めて知るような話しがあり勉強になった。2020/02/15

Bassy

1
卒論を思い出す一冊。卒論始める前に出会っていれば文献探しがモウチョイ楽だったのではないか。コンパクトサイズで入門にとてもよい本だととおもう。

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