出版社内容情報
東京大学ものづくり経営研究センターでは、設計・生産・購買・販売が緊密に連携して、日本的統合型で「設計情報の良い流れ」を作ることを要諦としている。またこの「設計情報の良い流れ」を効果的に構築する能力を「ものづくり組織能力」という。本書はできるだけ多くの企業が、世界中で通用する「ものづくり組織能力」の構築ができるよう、著者の国内外における経営の経験を加えマニュアル化を試みる。
目次
第１章 東京大学ものづくり経営研究センター流ものづくりの概要
第２章 品質のコスト
第３章 完璧品質達成の枠組み―ものづくり組織能力構築の基本
第４章 ものづくり組織能力を高める―完璧品質と７Ｍアプローチ
第５章 生産の勝利の方程式
第６章 ものづくり組織能力構築への二つの道
第７章 ものづくり組織能力構築と経営トップの役割
第８章 ものづくり組織能力の確立度合いの測定
第９章 ものづくり組織能力構築の実践例
著者等紹介
佐々木久臣［ササキヒサオミ］
１９４０年東京都に生まれる。１９６５年東北大学工学部精密工学科卒業後、いすゞ自動車（株）入社、生産技術者としてキャリアをスタート。１９７４年米国ＧＭＩ大学海外企業留学生１年コース修了。１９８１年よりいすゞ自動車（株）欧州駐在員事務所所長、１９８４年帰国後同社海外事業室長を経て、１９８７年英国ＩＢＣ Ｖｅｈｉｃｌｅｓ Ｌｔｄ．（自動車製造）取締役、１９９０年同社社長兼ＣＥＯ。１９９４年帰国後いすゞ自動車（株）海外生産事業室長を経て、１９９７年ポーランド国Ｉｓｕｚｕ Ｍｏｔｏｒｓ Ｐｏｌｓｋａ社（ディーゼルエンジン製造）社長兼ＣＥＯ。２０００年帰国後いすゞ自動車（株）専務取締役（生産部門統括）を経て、２００２年同社退任、いすゞテクノ（株）相談役。２００３年から旭テック（株）社長兼ＣＥＯ、２００５年同社退任。現在は東京大学大学院経済学研究科特任研究員として、同大学ものづくり経営研究センターの活動に参画。製造経営研究所（ＩＭＭ）代表。アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー顧問。（株）富士テクニカ監査役（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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