内容説明
「貴金属」と言われる金・銀・白金族についての知識を、歴史をからめて解釈をし、わかりやすく、かつ興味深くまとめた。
目次
第1章 貴金属っていったい何だろう?(金・銀はどうして貴重なのか?―権力と富の象徴;人類が最初に目にした金属は金?―古代では鉄も貴金属 ほか)
第2章 金は永遠なのか?(魅せられる金色の秘密―青色だけを吸収;あと半世紀で金は採り尽くされる?―1トンで5グラム ほか)
第3章 銀の秘密(銀は金より強し―長い間、銀は金より上にあった;銀は毒味役―大気汚染のバロメーターにも ほか)
第4章 白金類の活躍(“邪魔者”扱いだった白金―6カ国で世界の99%産出;白金族は一族あげて産業に大活躍―電気、電子から装飾品 ほか)
第5章 貴金属めっきとサビ(サビない金がサビる?―それはミクロのサビ;貴金属めっきは拡大の一途―装飾用から工業用まで ほか)
著者等紹介
菅野照造[スガノテルゾウ]
昭和4年生まれ、工学院大学工業化学科中退、工学博士(北大)。石川島播磨重工業技術研究所で主として船舶および陸上構造物の防食技術開発に従事、日本学術振興会腐食防止第97委員会、表面技術協会、色材協会、日本防錆技術協会、日本鋼構造協会等の各委員会委員および幹事を歴任、通産省工業技術院の塗料試験法JIS制定委員のユーザー代表、本四架橋防食塗料仕様書の素案作成、土木学会審査委員会代表委員、ほか。船底外板の電気防食法に関する研究で特許、また、船底外板の防汚塗料を開発、国内初の亜鉛容射をベースとした重防食塗装法の実用化研究で、海外輸出橋ニュージーランド・オークランドハーバー橋に適用、画像処理法による塗膜劣化診断法を開発し特許取得、国内の大気腐食に関する研究で日本学術振興会「技術賞」受賞、など。現在「アイ・エス・エス・コンサルタント」技術顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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