内容説明
本書では、ＳＩの基本知識と回路設計者・プリント基板設計者・ＥＭＣ技術者が有しているＥＭＩノイズに関する情報のうち理に適うものを、プリント基板設計をアウトソーシングする回路設計者の立場に立って俯瞰的に集め入門書としてまとめました。また回路や半導体でのＳＩやＥＭＩノイズ対策にも言及しました。その理に沿った形で、回路設計者が回路設計段階で自ら検討しておかなければならないこと、プリント基板設計委託時に具体的に指示しなければならないこと、プリント基板設計の途中および設計終了時のチェックのしかた等、プリント基板設計に具体的に適用するところまでを解説しています。
目次
第１章 シグナルインテグリティ（ＳＩ）の基礎知識
第２章 電磁妨害（ＥＭＩ）の基礎知識
第３章 プリント基板設計の業務フロー
第４章 プリント基板設計委託時の指示
第５章 配置チェック
第６章 最終チェック
第７章 ＥＭＩノイズ測定結果の反映
第８章 回路・半導体でのＥＭＩノイズ対策
著者等紹介
岡本彬良［オカモトアキラ］
１９４８年生まれ。１９６９年、呉工業高等専門学校電気工学科卒業。同年、松下電器産業（株）入社。電気設計、機械設計、ＩＣ開発に従事。１９８０年、コンピュータの判る設計者としてプリント基板ＣＡＤ導入立ち上げに参画。以来、機構ＣＡＤ・社内ＬＡＮ・サーバ管理・ＬＡ・ＰＤＭと技術部門の情報システム全般に担当範囲を拡大。２００５年、同社を退職。現在、岡本ＥＳＡ事務所を開設し、プリント基板設計・技術情報システムの著述・コンサルタントとして活動中。エレクトロニクス実装学会会員。財団法人日本電子情報教育振興協会（ＪＥＩＣＯ）評議員。神奈川県技術アドバイザー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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