内容説明
熱処理とはどんな技術で、どんな手法があるのか。熱処理を行うと鋼はどのように変化するのか。本書ではできるだけ平易に説明し、体験上の事例も上げて入門的なガイドブックに構成しています。
目次
第1章 熱処理に使用する鉄材料
第2章 金属の性質と鉄の状態
第3章 熱処理の基本装置
第4章 熱処理の手法と操作
第5章 恒温変態を利用した熱処理
第6章 表面処理
第7章 各種の鋼の熱処理
第8章 熱処理の管理と品質
著者等紹介
坂本卓[サカモトタカシ]
1968年熊本大学大学院修了。同年三井三池製作所入社、鍛造熱処理、機械加工、組立、鋳造の現業部門の課長を経て、東京工機小名浜工場長として出向。復帰後本店営業技術部長。現在八代工業高等専門学校教授。(有)服部エスエスティ取締役(兼業)。工学博士、技術士(金属部門)、中小企業診断士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ukyoaki
3
トコトン分かり易い内容でした.2023/04/01
yomayoma
1
コントロールが難しい技術。素朴に思うが制御は無理?製品の生殺与奪2016/03/18
T-hiro
0
またもこのシリーズです。勉強しなきゃいけないんや、許してくれ…。 思えばこの分野は昔から苦手でした。結晶粒と熱履歴、C含有量の関係を理解するのが難しいのと、焼入れ、焼鈍、焼戻し、焼ならし、って、単語が似すぎてるのが鬱陶しかったイメージ。オーステナイト、マルテンサイト等々も、カタカナだと区別つかねぇんよな…。 熱処理の意義、手法、理論等々をわかりやすく学べる内容になっていて、むしろ学生の頃欲しかったな、という内容でした。 2024/08/14