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内容説明
核融合とは、軽い原子核どうしが融合してより重い原子核に変わることで、大きなエネルギーを発生します。燃料となる重水素と三重水素は地球上で豊富に得られるため、制御された核融合を地上に実現できれば、人類は恒久的なエネルギーを手に入れることになるのです。
目次
第1章 究極のエネルギー源、核融合炉(私たちとエネルギー;エネルギー源の利点・欠点を判断するには? ほか)
第2章 核融合炉の炉心は高温プラズマ(プラズマとは何だろう;核融合炉の炉心はなぜプラズマなのか ほか)
第3章 核融合炉実現への道を切り拓いたトカマク(旧ソ連生まれのトカマクが世界に広がる;トカマクの原理は変圧器と同じ ほか)
第4章 国際熱核融合実験炉ITER(ITERは世界平和の象徴;ITERはどんな装置 ほか)
第5章 核融合発電のさまざまな側面(ここが違う核融合炉と核分裂炉;放射線レベルが低い核融合炉 ほか)
著者等紹介
井上信幸[イノウエノブユキ]
1937年(昭和12年)北海道生まれ。1961年(昭和36年)京都大学理学部物理学科卒業。1963年(昭和38年)京都大学理学研究科博士課程中退(専門は原子核物理)。名古屋大学プラズマ研究所助手。東京大学工学部原子力工学科助教授、教授。京都大学エネルギー理工学研究所教授、所長を経て、2001年退官。東京大学名誉教授。それまで原子力委員会核融合会議座長、文部省学術国際局科学官、プラズマ・核融合学会会長等を歴任。理学博士。専門はプラズマ物理学と核融合理工学
芳野隆治[ヨシノリュウジ]
1951年(昭和26年)愛知県生まれ。1975年(昭和50年)東京大学工学部電気工学科卒業。1980年(昭和55年)東京大学大学院工学系研究科博士課程修了(専門はプラズマ物理・核融合工学)。日本原子力研究所に入所。大型トカマク開発部・第3開発室・制御グループに配属、炉心プラズマ研究部・第2実験室室長、企画室調査役を経て、ITER開発室次長。大型トカマク装置JT‐60の建設・実験に携わるとともに、ITER概念設計活動(ガルヒン、独)とITER工学設計活動での物理R&Dに参加。日本原子力研究所ITER開発室、研究主幹、工学博士
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