内容説明
本書は、実験の基礎的事項、すなわち実験の意義、実験上の注意事項、事故防止、実験の記録と報告書の書き方、分析データの取り扱い方などを述べ、さらに、化学はかりや計量器具などの取り扱い方などの実験の基本的な操作をやさしく説明した上で、容量分析、重量分析、機器分析及び廃液処理に分けて、各実験テーマ毎に、目的、原理、試薬、装置・器具、操作、結果の整理、考察、課題、解説などを、セミミクロないしミクロスケールのやり方で、図を多用して分かりやすく記述している。各実験には、フローチャートを付けて、操作の流れが分かるようにした。また、実験テーマ及び用いる試薬もできる限り環境への影響を少なくするよう配慮して選定した。
目次
1章 実験の基礎
2章 実験の基本操作
3章 容量分析
4章 重量分析
5章 機器分析
6章 廃液処理
著者等紹介
岩附正明[イワツキマサアキ]
1939年生まれ。1964年名古屋大学大学院工学研究科修士課程応用化学専攻修了。同年、日本碍子株式会社(現日本ガイシ(株))入社、研究所勤務。1969年山梨大学工学部講師。1975年山梨大学工学部助教授。1978年工学博士。1985~1986年文部省在外研究員(米国カリフォルニア大学ローレンス・バークレー研究所)。1993年山梨大学工学部教授。この間、工業分析化学、特に状態分析法・超微量成分分析法及び環境分析法の開発研究に携わる
太田清久[オオタキヨヒサ]
1948年生まれ。1972年山梨大学大学院工学研究科修了。同年三重大学工学部助手。1980年~1981年文部省在外研究員(米国フロリダ大学)。1989年三重大学工学部助教授。1999年三重大学工学部教授。この間一貫して分析化学、特に応用スペクトル分析法の研究に携わる。1987年からは環境化学(炭酸ガスの還元、ダイオキシン類等の環境ホルモンの無害化、汚染水浄化に関する研究)の研究にも従事。学術論文152編
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