出版社内容情報
苦難に直面する日本経済の構造改革はどうあるべきか。財政、金融、社会福祉、地方分権など、国家のあり方を分析、具体的なシナリオを提言するのが本書。元祖・改革派と政策新人類を自任する政界政策通の著者が、21世紀日本のかたちを提起する。
内容説明
小泉改革はその理念と改革後の国のかたちがわかりにくい。具体的改革案を元祖改革派と政策新人類が提案。経済と財政は必ず再生できる―。
目次
序章 希望の二十一世紀へ―いま、改革する保守の時
第1章 改革を貫く保守の理念―改革の原点は国民の意識改革
第2章 日本経済の再生―財政・金融は車の両輪
第3章 日本産業が甦るために
第4章 瀕死の日本財政
第5章 社会保障改革
第6章 地方分権と国家のあり方
第7章 税制改革
終章 改革後の日本のかたち
著者等紹介
伊吹文明[イブキブンメイ]
昭和13年江戸時代創業の繊維問屋の息子として京都に生まれる。京都大学経済学部卒、大蔵省に入省、在英大使館書記官、蔵相秘書官等を経て昭和58年より衆議院議員(当選6回)。防災・危機管理担当大臣、労働大臣、厚生政務次官、自民党副幹事長、広報・組織本部長、年金制度調査会長等を務める。現在、自民党税制調査会副会長。永年ボランティア活動として、身体障害者団体連合会会長を務める
渡辺喜美[ワタナベヨシミ]
昭和27年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部、中央大学法学部卒。故渡辺美智雄秘書、通産相・外相秘書官を歴任。平成8年初当選(当選2回)。現在、衆議院財務金融委員、法務委員、自民党金融調査会事務局長などを務める。企画立案型政治家を目指し、特定調停法、定期借家権法等の提案者。決断を迫られたときは「ミッチーだったらどう考えるか」と発想する。決断力、度胸、歯切れの良さは父親譲り。「派閥の前に党があり、党の前に国家国民がある」という信念のもと、派閥を離脱して行動中
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