出版社内容情報
"固体、液体、気体にない4番目の物質状態にある液晶は、光学特性を活かしてディスプレイとしての利用が目覚しい。本書では液晶の持つ不思議な特性を紹介するとともに、液晶ディスプレイとはどんなしくみになっているのだろうか、構造や働きなど、知っておきたい数々を図解で解説する。
内容説明
本書は液晶ディスプレイに焦点をおき、やさしく解説したものである。そのユニークな特性を例え話しにして解説し、特に、部品・材料を表示品位、性能、価格などを決める重要なものとして具体的に解説した。
目次
序章 液晶とはなぁ~に?
第1章 液晶ディスプレイの基礎
第2章 液晶ディスプレイの原理
第3章 液晶ディスプレイに用いられる部品・材料
第4章 液晶ディスプレイが出来るまで
第5章 液晶ディスプレイの市場と新技術の展開
付録 少し高度な技術の話しですが…
著者等紹介
鈴木八十二[スズキヤソジ]
1944年8月埼玉県に生まれる。1967年3月東海大学工学部電気工学科・通信工学専攻卒業、4月東京芝浦電気株式会社(現、(株)東芝)に入社、機器事業部配属。1971年7月同社、電子事業部(現、(株)東芝・セミコンダクタ社)へ転勤、電卓、時計、汎用ロジック、メモリー、マイコン、車載用LSI、ゲートアレイ、オーディオ/テレビ用LSI等の開発に従事。また、TAB(Tape Automated Bonding)の開発量産化等に注力。1973年2月米国・フィラデルフィアにて開催された国際固体回路会議(ISSCC)でC2MOS回路を用いた世界最初の電卓用C2MOS‐LSI開発を発表。1977年10月関東地方発明表彰発明奨励賞を受賞。1979年6月全国発明表彰発明賞を受賞。1982年3月「クロックドCMOS大規模集積回路(C2MOS‐LSI)に関する研究」にて工学博士。1990年10月同社、電子事業本部(現、(株)東芝・ディスプレイ・部品材料社)へ転勤。液晶担当副技師長として液晶ディスプレイ製品の開発と量産等の全体フォロー。1995年3月同社を退職。1995年4月東海大学工学部通信工学科の教授に就任。2001年4月東海大学電子情報学部エレクトロニクス学科教授
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