出版社内容情報
紙は人類文明を支える素材「紙が発明される前まで」
内容説明
日常何気なく使用している紙にも、いろいろな歴史があり、また、多くの種類があり、いろいろな性質を持っている。本書は、そんな紙について解説した本である。
目次
第1章 紙の歴史(1)初期の製紙法(紙は人類文明を支える素材「紙が発明される前まで」;中国で発明された紙「蔡倫の偉大な業績」 ほか)
第2章 紙の歴史(2)近代製紙産業の始まりと発展(印刷技術の確立でぼろ不足へ「製紙原料の変遷」;ぼろに替わる紙原料を探して「グラインダーで砕木パルプを生産」 ほか)
第3章 紙の性質(紙はなぜ水に弱いのでしょうか「紙の強度は水素結合が基本」;どちらが表?「紙の表と裏の違い」 ほか)
第4章 身近にある紙・変わった紙(ヨーロッパ人も驚いた日本のちり紙「鎌倉時代から使われているちり紙」;常の身近にある紙たち「トイレットペーパーとティッシュペーパー」 ほか)
第5章 紙を守る・紙で遊ぶ(書物の敵は紙の敵「火と水に弱い紙」;大きな脅威となる小さな敵「紙に対する虫の害」 ほか)
著者等紹介
小宮英俊[コミヤヒデトシ]
1927年、東京に生まれる。1956年、千葉県公立学校教員。1971年、王子製紙に入社。開発、研究に従事。1987年、紙の博物館に入り、現在、学芸員
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