出版社内容情報
デジタル技術採用と多チャンネル化により,放送界は根本的な変化の時期にある.郵政省郵政研究所では議論,考察を行い,体系的,総合的に集約した.◎項目 放送事業(メディアの熟成 他) 視聴者(多メディア時代の視聴者行動) 放送周辺産業
内容説明
本書の第1部では、地上波、BS、CSデジタル、CATVの各放送事業者などがデジタル・多チャンネル化をどのように捉え、あるいは今後どのような事業展開を考えているかを中心に述べている。そして、第2部では、デジタル・多チャンネル化により視聴者行動がどのように変化し、またそれにともないマーケット構造がどのように変化していくかを体系的に整理している。最後に、第3部では、放送事業を取り巻く周辺産業としての制作事業者、広告代理店、放送機器メーカーなどの立場から、放送のデジタル・多チャンネル化をどう捉えているかを述べている。
目次
第1部 放送事業(メディアの熟成―メディア成長史の視点から;デジタル時代の放送と放送局;デジタル・多チャンネル時代のCATV対応 ほか)
第2部 視聴者(多メディア時代の視聴者行動―メディアの分化と視聴者選択の基礎理論;受け手から見たデジタル化・多チャンネル化;衛星放送の視聴状況と放送の将来展望 ほか)
第3部 放送周辺産業(CSデジタル放送の問題と課題―制作の現場に1年間携わって;デジタル・多チャンネル時代の広告業界の課題とテレビ・メディア環境;放送機器メーカーとしてデジタル・多チャンネル放送をどう捉えるか ほか)