出版社内容情報
NTTが構築した呼情報の分析システムは,10テラバイトの容量を持つ世界最大のデータウエアハウスだ.この構築法を実体験に基づきやさしく解説.◆項目 VLDB(大規模データベース)とは データウエアハウスの構築と実際 VLDB応用分野 ほか
内容説明
本書で紹介したデータウエアハウスは当初、NTTコムウェアのインテグレーション・サービスの柱の一つとしてシステム開発を企画し、開発作業をスタートしたものである。第1章では、本企画の検討作業において調査したものを基にデータウエアハウスのコンセプトについて整理した。第2章は、データウエアハウスの構築の課程を振り返り、実際の経験を基に、何に注意をし、どのような手順で進めたらよいのかを解説した。第3章は、実際のシステム構築の様子を記録したものである。第4章では、データの活用について触れた。データウエアハウスは何といっても、その利用局面の開拓が不可欠であり、これらについて参考となることを念じつつ整理した。第5章は、今回採用した超並列コンピュータであるHimalaya K20000について技術的な観点から参考となるポイントを解説した。
目次
第1章 大規模データウエアハウスとは何か
第2章 大規模データウエアハウス構築の方法
第3章 データウエアハウス構築の実際
第4章 DBマーケティングツールの評価
第5章 超並列サーバHimalayaの概要