出版社内容情報
原子力行政の第一人者が自らの体験を基に話題のIAEA査察やNPT(核不拡散条約)につき詳説.◆項目 査察が見つけるべき対象 核拡散はどう認識されていたのか IAEA査察の始まり NPT査察への移行 査察制度とその仕組み 新しい国際秩序の運営のために ほか
目次
第1章 査察が見つけるべき対象―核兵器の種類、その原材料、作り方の概要
第2章 原子力時代の始まり―核拡散はどう認識されていたのか
第3章 IAEA査察の始まり―東海村と寧辺の相似点と相違点について
第4章 NPT査察への移行―本来無縁だった二つの概念の結合
第5章 査察制度とその仕組み―物資収支区域と「有意量」の核物質
第6章 IAEA査察の限界と問題点―申告制度、統計処理の限界
第7章 いまの制度で対処できる範囲―原子力が大きくなりすぎた?
第8章 冷戦のあと始末、新しい核秩序―プルトニユウムの用途、核兵器の処分、新NPT
第9章 新しい国際秩序の運営のために―国際関係は「東西」のあと始末と「南北」の整理