内容説明
地場産業を中心とした地域産業をいま一度新しい視点でとらえ直し、地域産業の本来の姿を正しく紹介することこそ、間違ったイメージを修正していく契機となるものと判断した。第1部は東海大学山崎充が担当し、全国の地域産業の現状と将来展望について執筆、それを受けて第2部では川口地区を典型的な地域産業の例として取り上げ、転機を迎えながら、地場産業経営者と行政のそれぞれが難関を突破しようとして努力を続けている実態を浮き彫りにしている。
目次
第1部 地域産業の新しい視点(歴史の転機に立つ地域産業;地域産業における革新の必要性;今回の円高と地域産業;先端技術の進展と地域産業;地域産業活性化への提言)
第2部 川口産地にみる地域活性策―官民一体となった地場振興(川口産業界の現状と課題;新しい地域産業づくりを探るシンポジウム;地域産業アンケート調査;対談 地域資源をいかに活かすか)