精神科医が慢性疼痛を診ると―その痛みの謎と治療法に迫る

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  • サイズ B5判/ページ数 140p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784525381714
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3047

出版社内容情報

痛みの知識を深める

慢性疼痛には身体症状症や持続性身体表現性疼痛障害をはじめとして,心理的な要因が関与する病態が多いが,精神科医は他の領域に比べこれらの病態への知識が十分ではない.本書では身体科において患者に原因不明の疼痛が訴えて精神科医への紹介を考えるケースを取り上げたうえで,精神科医の疼痛の診かたを解説する.

目次
第1章 慢性疼痛の診療における精神科への期待と連携
 A.総合内科の立場から
  1 痛みに対する診断アプローチ~内科医はどうやって痛みを診断するか~
  2 慢性疼痛を理由に総合内科・リウマチ内科を受診するケース
  3 慢性疼痛診療において,内科医が精神科医に期待すること
  4 臨床医としての反省
 B. ペインクリニックの立場から
  1 慢性疼痛とは
  2 慢性疼痛とペインクリニック
  3 ペインクリニックと他科,多職種との連携

第2章 精神科における痛みの見立て
 A.疼痛の基礎知識
  1 精神科医と痛みの関係
  2 痛みのbiology(痛みの解剖学・生理学)
  3 臨床編
  4 ICD-11による慢性疼痛の診断基準について
  5 痛み強度の評価
  6 痛みの性質の評価
  7 痛みの精神医学
 B.身体症状症による疼痛の病態
  1 精神科・心療内科で出会う慢性疼痛
  2 慢性疼痛や身体症状症の疫学
  3 身体症状症の危険要因と予後要因
  4 身体症状症による経済的損失
  5 身体症状症の歴史
  6 身体症状症の診断基準
  7 診断基準上の心理的要素の扱い
  8 身体症状症と不安症,うつ病
  9 身体症状症とうつ病との鑑別
  10 精神科からみた痛みの多様性
  11 慢性疼痛(特に心理・社会的疼痛)の病態と身体症状症
  12 痛みが維持されてしまうメカニズム
  13 身体科医が精神科に紹介するときの対応
  14 精神科治療への導入における精神科医の役割の重要性
  15 精神科における精神療法の原則
  16 精神科医と他診療科の協働的治療

第3章 慢性疼痛の精神科での治療の実際
 A.薬物療法
  1 薬物療法を行ううえでの慢性疼痛の分類
  2 神経障害性疼痛および中枢性感作による慢性疼痛への薬物療法
  3 うつ病による疼痛への薬物療法
  4 身体症状症への薬物療法
  5 身体症状症による疼痛への薬物療法
  6 薬物療法のエビデンスからFMの病態を考える
  7 慢性疼痛の薬物療法の今後に向けて
 B.慢性疼痛のCBT(認知行動療法)
  1 認知行動療法(CBT)の概要
  2 慢性疼痛のCBTの12セッション・パッケージの例
  3 慢性疼痛のCBTの改良を目指して
 C.慢性疼痛のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
  1 慢性疼痛診療の難しさ
  2 医学の世界観:要素還元主義
  3 ACTの世界観:機能的文脈主義
  4 ACTの適用
  5 ACTのトリートメント・プロセス:体験型セラピー
  6 ACTのトリートメント・プロセス:創造的絶望と6つのコア・プロセス
  7 慢性疼痛ACTのエビデンス
  8 慢性疼痛に対するグループACT“のびやかプログラム”
  9 慢性疼痛に対する個人ACT
  10 おわりに

第4章 身体症状症の脳科学の発展
 身体症状症のニューロイメージング
  1 身体症状症による疼痛に関する脳画像研究
  2 身体症状症の神経科学的メカニズムについて
  3 脳画像で痛みの評価・治療は可能か?

目次

第1章 慢性疼痛の診療における精神科への期待と連携(総合内科の立場から;ペインクリニックの立場から)
第2章 精神科における痛みの見立て(疼痛の基礎知識;身体症状症による疼痛の病態)
第3章 慢性疼痛の精神科での治療の実際(薬物療法;慢性疼痛のCBT(認知行動療法)
慢性疼痛のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー))
第4章 身体症状症の脳科学の発展(身体症状症のニューロイメージング)

著者等紹介

名越泰秀[ナゴシヤスヒデ]
京都第一赤十字病院精神科(心療内科)部長。1991年京都府立医科大学医学部卒業、1997年より京都府立医科大学精神神経科助手、2007年より現職。京都府立医科大学大学院医学研究科精神機能病態学臨床教授・客員講師を兼務。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医・指導医、日本総合病院精神医学会一般病院連携精神医学専門医(精神科リエゾン専門医)・指導医

西原真理[ニシハラマコト]
愛知医科大学医学部学際的痛みセンター教授(特任)。2000年高知医科大学大学院医学研究科卒業、2004年高知大学医学部附属病院神経科精神科助手、2009年愛知医科大学医学部学際的痛みセンター講師、2010年同准教授を経て2015年より現職。2018年より愛知医科大学病院緩和ケアセンター副部長を兼任。精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医・指導医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。