感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鮭
8
ここまで誤嚥性肺炎の介入についてわかりやすく論じた本はないといえる。STとして訴えたいことは「現場の声 第7回」に詰まってて、この部分だけでも全ての医師に配布して欲しいくらい。STや嚥下認定Nsのような嚥下に精通したコメディカルでも一読の価値はある一冊。特に診断~治療の部分を読むと医師がどのような考え方で誤嚥性肺炎の臨床を進めているかor進めるべきかが分かって、誤嚥性肺炎に対する取り組み自体の理解に繋がる。本書が多くの医師の手に渡り、「老人の友」である誤嚥性肺炎への理解の一助になるよう願う。2022/02/11
Iwata Kentaro
6
献本御礼。なかなか感想書けずにすみません。多方面から検討する「誤嚥性肺炎」ということで、とても貴重な教科書。一点、抗菌薬の選択には異論あり。これは呼吸器検体が嫌気培養をしないことからくる誤謬で、引用論文そのものも間違っている。ただし、口腔内嫌気性菌はわりとペニシリンに感受性あるから、著者らが言うようにセフトリアキソンでの治療はOkなのである。化学性肺臓炎というコモンな現象(抗菌薬不要)の分水嶺にもっと迫れたらさらによかったです。2021/07/12
さか
2
初学者にとっても非常にわかりやすく記載されており、とても勉強になった。なぜ誤嚥性肺炎になったのか原因を深堀りすることから始めよう。2023/09/02
イキュア
1
主に医師に向けての本ではあるものの、嚥下障害に関わる職種であれば、読んでおいて損はない一冊。食べるという人生で大きな割合を占める行為を、最後まで続けてもらうために多職種連携をあらためて感じた。24時間とろみチャレンジも、関係者には一度は体験しておいてもらいたい。2022/05/28
J
0
栄養管理は勉強になりました