出版社内容情報
心不全患者の緩和ケアに,近年注目が集まっている.一進一退する病状のなかで,適切な治療・支援を行うには,多職種連携による対応が重要となる.本書では,さまざまな課題を抱えた心不全症例を提示し,多職種によるチームアプローチを具体的に解説した.現場目線で心不全の緩和ケアをひも解く,即実践で活用できる画期的な一冊!
菅野康夫[スガノヤスオ]
安斉俊久[アンザイトシヒサ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リハヒロ
6
心不全も緩和ケアの時代を迎えました。ガンの場合、終末期ケア(ターミナルケア)言われますが、心不全の場合は、エンド・オブ・ライフケアが望ましいようです。2章構成の本書。様々な症状別にチームアプローチが会話形式で掲載されています。 理学療法士が介入出来る場面があると感じ、そう感じた部分はまだまだエビデンスの構築が足りないと言うことと捉えてました。様々な苦痛症状についてチームで取り組むあたりが終末期の在り方なのかなと思いました。アドバンス・ケア・プランニングについてもきちんと掲載されています。2017/08/15