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内容説明
1969年春、新潟県巻町に、どう見ても場違いな高級車・ベンツが滑り込んできた―。そこから始まった「原発誘致」をめぐる電力会社、地元業者、住民の人間模様を実話をもとに書き下ろす。原発のない未来―バトンを子ども達に手渡すために。
著者等紹介
ジェームス三木[ジェームスミキ]
脚本・演出家。1935年6月10日、旧満州奉天(瀋陽)生まれ。大阪府立市岡高校を経て、53年俳優座養成所入所。以後テイチク専属歌手などを経て脚本家に。85年NHK連続テレビ小説『澪つくし』で視聴率55%を記録。同作品で日本文芸大賞脚本賞(86年)、『憲法はまだか』『存在の深き眠り』で放送文化基金賞脚本賞(97年)、NHK放送文化賞(99年)など受賞多数。その他、舞台演出、映画監督、小説、エッセイなど幅広く創作活動を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
16
寡聞にして知らなかったのですが、新潟県で原発建設を阻止したというできごとがあったようで、それを描いた劇脚本でした。会話劇ながら、大変わかりやすくて、原発がやってくることによるその土地での狂騒、様々な思惑、変化がありありと見えて興味深かったです。お金のために反対を唱えることや、反対するためによそからやってくる過激派、本当に危険だからと反対する人、利権によって推し進めようとする人たち、生々しく描かれる内容に深く考えさせられました。2016/12/19
cxphajime
3
巻町に住んでた人は30年も原発建設を反対して賛成でした。2011年3月11日午後2時46分あの日を忘れません。福島第一原子力発電所事故が発生しいかに恐ろしいものか国民は思い知らされました。いまだに高齢者は仮設住宅暮らしを強いられてます。私も犠牲になってたかも知れませんでした。2013/05/30
こま
1
考えさせられました。決して他人事じゃないんだよな、と。2013/09/03